中学のときこれ歌ってたあの子が好きだった。

かなり以前にYouTube荒井由美の「卒業写真」を歌う柴田淳があったので拾っておいたのです。
そのとき、「卒業写真」じゃなくておなじ歌うなら「ひこうき雲」のほうが聞きたいと思って、そんなふうにも書いたのですが、歌っておりました。
これリンクしておきます。
で、音源は何なのでしょうか
投稿者に聞けばいいか



柴田淳 「ひこうき雲」 荒井由美のカバー  2003年の音源とのコメントのみ


いや、こうして歌っているのを聞くと、予想以上に良かったです。
この曲はデビューアルバム「ひこうき雲」の1曲目、1973年発表ですから。
荒井由実は20歳前、翌1974年は2枚目のアルバム「MISSLIM」を出している。「MISSLIM」のジャケットは黒の強いモノクロ写真で、ピアノの前に座り少し体を正面に向けている荒井由実が(おそらく)不機嫌そうにしている。
デビューアルバムの「ひこうき雲」には本人の写真が使われていなかったので、ぼくなんかはこのジャケットでおそらく初めて荒井由実を見た。
「ハタチか、こいつ〜」
と思ったきりでしたね。


数年後大学で某先輩と雑談中、このアルバムの話題になり、
「音楽がどうのこうのってんじゃないけど、これ二十歳かよ、2枚目だろうこれ、一枚目は19歳か、
うん、荒井由実の音楽がどうのこうのいうわけじゃないけど、おれのハタチてっ、なんなんだよ」
こうしてため息をついて先輩は帰っていった。
当時彼女の存在はとてもワカモノに意識されていた、と言うのを思い出したのと同時に、松任谷になったらみんな落ち着きを取り戻したのも思い出した。


何だったのだろう。たぶん、アライユミの時代がことのほか短く済んでがっかりした人よりほっとした人のほうが多かったよーな気がしている。