と、気の過ぎ行くままに

NHKのBSでは頻繁に南こうせつのツアーかコンサートかよく知らないが放送されている。まぁこれは見ないです。いまだそれなりの人気がありほぼ現役(といっても歌っているの中の新曲の割合はしらない)のようだからエライとは思う。


もともとがかぐや姫の時代から好きではないので、今もって好きではない。名曲なんだろうが「赤ちょうちん」「神田川」といった代表的な楽曲がはじめにありきで、それがあまりにも即物的なイメージを持っていて、ぼくは共感できる体質ではないみたいで、何度聞かされても辟易するだけです。
ほかにたぶんいい歌があるのだろうと想像するだけで、まともに聞いたことがない。はっきりいうと彼のMCも嫌いだ。申し訳ないけど。
それで、松山千春はいいというと顔をしかめられることがある。分からないでもないが。ぼくは特に禿てからの松山千春はますます好きである。でもこれは鼻歌で歌うには南こうせつは絶対なくて松山千春が歌えるという程度の問題で、その意味ではぼくの鼻歌&風呂場ソングのベストは長年、永井龍雲であった。中でも「発熱」というアルバムが好きでして。


YouTubeにはいくつかあるのですが、ライブ録画なんでやめておきますが、78年の「想い」や「発熱」の中の1曲「つまさき坂」がありましたね。ちなみに一番歌っているのは「愚かな放浪」です。とにかく身につまされる(?)、いや、ほとんどオレじゃん的な歌詞なんで、湯船にとっぷり浸かって歌っていると、「あ〜、終わってるな、オイラ」とかなり自虐的になれるソング。しばらく自分の殻に閉じこもれる一品です。
さて、中島みゆきが今何歳かは知らないとして、彼女のアルバムを初めて購入してからはや足掛け30年だよ。中島みゆきは鼻歌にはならないけど、ずいぶん聞いているし定期的に驚かされている。ちあきなおみとどこかダブルのはぼくだけでしょうか。
とてもふるいテレビ出演の映像から、1978年の映像らしい。


中島みゆき −わかれうた 1978年


黒いシャツに笑わない目。ボディラインをすっかり隠すロングスカート、このときは上下ともブラックですね。


これは評価がものすごくよかったPV


中島みゆき −地上の星 2000年ですな。


このビデオでも衣装は上下とも黒ですが、ハイキーというか白黒のコントラストが強い彼女の歌うパートの映像はもちろんデザインされている。顔は陰影がなく白塗りのようでいて表情がよく撮れていてびっくりした。またモノクロのようでいて青黒や赤黒、シルバーみたいな光沢などチラチラでてくるので(ビデオのノイズじゃないと思うが)これはカラーだ?。挿入される世界各国の労働者諸君の映像もずいぶん色がついている。いわゆる濃い色調になっていて、短いシーンと人の表情や情景を印象強くさせているんじゃないでしょうか。
なんともいえず見た瞬間ぞわぞわっとするのはぼくだけ?